背中ニキビの治し方

背中ニキビを治す方法

真菌(マラセチア)が原因の背中ニキビ

   

肌にボツボツが形成されて痒みが生じ、背中ニキビを治すためのケアを行っている方はいらっしゃるはずです。

しかし、個人の症状によっては皮脂の過剰分泌や乾燥による背中ニキビではなく、真菌と呼ばれるカビの一種のマラセチア菌が原因のマラセチア毛包炎の可能性があります。

マラセチア菌によるブツブツは背中や肩、二の腕や腕といった部位に生じやすく、普通の背中ニキビとは違って痛みや痒みを伴わないのが大きな特徴です。

マラセチア毛包炎に関しては、以前にためしてガッテンと呼ばれるテレビ番組の「美肌の大敵!治らないニキビの正体」というコーナーで紹介されておりました。

アクネ菌が原因の背中ニキビであればニキビ治療薬を塗布すれば症状は回復するものの、真菌の一種のマラセチア菌によるマラセチア毛包炎では上手く改善できないかもしれません。

「マラセチア・ファーファー(Malassezia furfur)」や「マラセチア・レストリクタ(Malassezia restricta)」を中心とする5種類の真菌が皮膚の炎症と深く関わっており、実は誰の肌にも存在する皮膚常在菌なのです。

そのため、普段はマラセチア菌が悪さを働くことはありませんが、背中の皮脂が過剰分泌されていたり不衛生な状態が続いていたりすると、毛穴の中で繁殖して肌への刺激を伴う遊離脂肪酸という物質を出します。

遊離脂肪酸の影響で肌に炎症が引き起こされ、小さなブツブツや膿が溜まって肌荒れが加速していくのです。

背中ニキビとマラセチア毛包炎の違いは以下のようになっております。

・背中ニキビは一度に2個~3個しかできないのに対してマラセチア毛包炎は10個~20個は形成される
・背中ニキビと比較するとマラセチア毛包炎は痒みや痛みを伴うケースが少ない

上記のような違いがあるものの、マラセチア毛包炎は汗疹とも非常に酷似しており、素人が見分けるのはほぼ不可能だと考えられております。

背中ニキビの治し方でマラセチア毛包炎を回復させるのは少々難しいため、皮膚科を受診して専門医の診察を受けなければならないのです。

カビの一種の真菌による感染症と聞くと、「マラセチア毛包炎は治すのが難しいのではないか?」と不安になるかもしれません。

しかし、医師から処方される抗真菌薬や内服薬を1ヶ月から2ヶ月程度服用すれば、多くの場合は症状が改善されます。

背中ニキビとは違って自然治癒するケースが少ない代わりに、医療機関で正しい治療を受ければマラセチア毛包炎の改善はそこまで難しくないのです。

マラセチア菌ではなく皮脂の過剰分泌が原因の背中ニキビであれば、抗生物質や抗炎症薬、皮脂をコントロールする薬などが処方されます。

セルフケアで症状を和らげられないのならば、そのまま対策を続けるのではなく悪化を食い止めるためにも皮膚科を受診してみてください。

 - 背中ニキビの原因